喜びと意義を見出す by エックハルト・トール

routine

エックハルト・トール

喜びと意義を見出す

Eckhart Tolle 2016-7-21

 

常に今から始まります。今の自分をから離れるのではなく、今の自分から始まります。

毎日仕事に出かける時は、何かの考えに耽るのではなく出かける状態に入ってください。車を運転する時、電車やバスに乗る時、今にいてください。完全にその状態になってください。

仕事の時は、一つずつやってできるだけ余裕を持ってください。電話した後はひと呼吸ついてください。時間はかかりません。それからランチに出かけランチを食べる状態になってください。

だから、そうでなければ退屈になってしまうので置かれた状態のままでいるわけです。結局、仕事にある程度の満足感を覚えていなくても、仕事とは違う意識状態になります。ある意味仕事は、同じ状態でいるための口実になります。多少退屈な仕事ならラッキーです。練習するのにもってこいです。もし一日中神経が高ぶっているようなストレスの多い仕事をしていたら、その状態を維持するのは難しいでしょう。人生が比較的退屈であることに良かった、ありがたいと思ってください。

しかし、その時の状況を活かしてその状態でいられるようになると、しばしば不満が顔を出します。その時が、任せるということの目印になります。不満があったら、まだ完全に任せ委ねることになっていません。例えば、「どこか別の仕事に就きたい」「退職するまで後何年だろう?」と思います。その時、過去や将来に囚われて、今という時間を見逃して過去と未来を背負っていることになります。なぜなら「面白くない!」からです。

練習して、今の瞬間にいられれば、もっと生き生きとします。ルーティーンワークであっても、生き生き感じ始め、やりがい感が出て、仕事が出来ます。その時に、人生に変化が訪れる時がしばしばあります。

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